株式会社ぐるんとびー

デリソフターで「食べる楽しみ」を取り戻すことで、胃ろうの利用者様がご自身の口で食事ができるように

言語聴覚士の茂内様(写真中央)「デリソフターは聴診器と同じくらいの三種の神器。相棒だと思って利用者さんに紹介しています」
ぐるんとびー代表の菅原様「ぐるんとびーにとっては「デリソフターがあるのが当たり前」のもの」

導入のきっかけ

 ぐるんとびーは神奈川県藤沢市で地域密着型の小規模多機能ホームを運営しています。団地の一室から始まったぐるんとびーは、地域の中の介護福祉施設というだけでなく、「地域を一つの大きな家族に」を合言葉に、その地域に暮らす人たちがお互いに無理のない範囲で助け合えるような仕組みや土壌を作っていくことを目指しています。
「人生の最期まで、好きな人たちと好きな場所で思うように過ごしたい」という人としてごく当たり前の願いを実現するために、デリソフター導入前から利用者様にはできる限り最期までご自身の口で食事を楽しんでもらえるように取り組んでいました。
 利用者様へ提供する食事に試行錯誤を繰り返す中、当時発売間もないデリソフターの存在を知り、施設でのデモを依頼。調理済みの食事がデリソフターを使うことで簡単にやわらかくできること、何より味も形もほぼそのままに提供できるので、通常の食事が難しい状況にある利用者様にも「食の楽しみ」を取り戻し「食べる意欲」を持ってもらえると感じて導入を決めました。

導入してよかったこと

 デリソフターで調理した食事で一番感動したのは「お好み焼き」。とてもふわふわになって、味もお好み焼きそのままで、利用者さんにも大変好評でした。
 食べられる物に制限がある方であっても、デリソフターを使うことで提案できる食事の幅が広がりました。利用者様も食べる楽しみを取り戻すことで、食べることへのモチベーションを保ちながらリハビリテーションができるようになったことは大きいです。
 胃ろうだった利用者様は、今ではデリソフターでの食事を卒業されて3食ご自身の口で食べられるようになっただけでなく、もともと好物だったカレーせんべいをポリポリ食べるほどに回復されました。
 ほかにも、進行性難病の利用者様は入所当初から「好物だったステーキが食べたい」とおっしゃっていたので、お誕生日の時にデリソフターで調理したステーキをお出ししたら本当に喜んでくれました。
 いまではデリソフターがあって当たり前になっています。自分が食べたいと思うものを食べられるようにしたいと思っている人たちや、そんな方たちに向き合っている全国の施設すべてが「デリソフターがあって当たり前」になってほしいなと思っています

ギフモからのひとこと

デリソフターは「調子が良くないときは4番でいつもよりやわらかく」、「体調がいいときは3番で調理」というように利用者がご自身で調整することで食のリハビリができます。ぐるんとびーさんはまさにその利点を活用されていて感激しました。

概要

株式会社ぐるんとびー

住所
神奈川県藤沢市大庭5682-6 パークサイド駒寄3-612
MAP
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事業内容
小規模多機能型居宅介護/訪問看護ステーション/居宅介護支援/看護小規模多機能型居宅介護

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