大阪府茨木市の「医療法人社団日翔会 くれはクリニック」さまでは、外来診療と自宅に訪問して診療する訪問診療を行っています。在宅医療に医師・管理栄養士・言語聴覚士などによるNST(栄養サポートチーム)を導入し“食支援”に力をいれています。

食支援の取り組みのひとつとして、言語聴覚士がおこなっているのが、訪問リハビリ内で弊社のデリソフターを使った食べるリハビリを行っています。

訪問リハビリにデリソフターを導入されたお話をききました。

今回、お話をきいたのは、くれはクリニック在宅nstチームの言語聴覚士亀岡祥子先生です。

<亀岡先生のお話し>

私が約2年前からリハビリを担当させて頂いているAさまのお話です。
最近、Aさまの奥様から魚が食べにくそうで困っているとある時ご相談がありました。
お話を聞いてみると、煮魚も焼き魚もパサパサしていて、
口の中でたまってしまい食べにくそうにしている。
残す事も増えたきた。

魚料理を食べたがらなくなってきた。元々はお魚が大好きなAさま!
猫もビックリするくらいにキレイに食べていたそうです。

お魚をやわらかくする道具や工夫は色々ありますが、「デリソフター」を使い、焼き魚をやわらかくしてみようと考え、デリソフターをAさまのご自宅に持ち込みました。
私にとって、患者さまにデリソフターを導入するのは初めてです。

○いつも使っているスーパーで買える
○いつもの焼鮭を
○みりんに浸してもらい
○クッキングシートに包み
○ボタンを押すだけ!

焼鮭をデリ調理中



出来上がりを待っている間に、Aさまといつものリハビリの発声訓練や口の体操を行いました。
そうすると、デリソフターがプシューって、鮭の良い香りがお部屋に充満しました。出来上がりを食べでもらうと・・・

無言でパクパクと口に運び続けています!

その様子に私も奥様も娘様もビックリしながらも見守っていました(笑)



ぜーんぶ食べた後に感想を聞いてみると「やわらかかった」

「でも・・・。」

えっ!まだまだパサパサしてた?食べにくかった?と少し不安になりましたが

「白ご飯と一緒に食べたかった!!」

Aさまのコメントにみんなで大爆笑でした!!

今度はお茶もご飯も用意しておきますね。
パサパサも気にならない程、夢中に食べてもらえて良かったです。

デリソフターを使って、訪問時間内に、食べるところまで着地できるのか不安でした。
初めてなので、事前に練習して、コツやポイントをシュミレーションして、成功したら、とっても嬉しくって。

Aさまもご家族さまにも毎週リハビリを楽しんでもらえたらと思います。
翌週には、唐揚げとコロッケをご家族さまがご用意下さり、デリソフターにかけて、Aさまが「美味しいっ!」って、完食されました。



見た目そのままで食べれるレパートリーがどんどん広がっていきます。
デリソフターをどんどんリハビリに活用して食べる喜びを広げていきたいです。

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